防災講習会を終えて

近年、洪水や土砂災害を引き起こす大雨や短時間による強雨の回数が増加しています。5年前の「胆振東部地震」では大規模な土砂崩れや地盤の液状化、「ブラックアウト(全域停電)」などの大きな被害をもたらしました。身近で起こり得る災害の知識を深め、自分自身や地域の皆さんでできることを考え、災害への備えを進めることは大切なことです。

9月12日、北ノ沢第三町内会において札幌市防災協会による「防災講習会」が開かれました。当日は、どしゃ降り、そして激しい雷という生憎の天候でしたが、20名の参加者がありました。
配布された資料の「地域の防災マップ」によると、この地区は地震による土砂災害の起きる危険性、浸水の被害になる危険性、家屋倒壊の起きる危険性いずれも少ないものでしたが、それでも想定外のことがあるかも知れません。たまたま出先で被害に遭うこともあります。また、近隣地域で災害にあった場合、第三町内会には避難場所として協力体制が求められます。

今回の講習を通じて「いざという時の心構え」がいかに大事か知ることができ、少しでも協力できるような人間になりたいと言うことも考えさせられました。

今回は、HUG(ハグ)というゲーム形式の授業が行われました。小学校が避難場所という設定でカードに書かれてある方の実情に合わせて、話し合いながら進めて行く模擬授業です。避難場所で起こるさまざまな出来事にどう対応するか、コミュニケーションや合意形成をいかに進めて行くかなど当事者になって学ぶことができます。ゲームとはいえ、実際にこの町内会館だったらどう避難場所の運営をしていったらいいのだろうと、考えさせられる体験でした。

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